揺籠の中の思い出 シノダナオキ「cakebox」について

多くの人がそうであるように、20代の頃はロクな思い出がない。自意識過剰で人との距離感が掴めず、他人依存なくせにトケドゲとした言葉ばかりを吐いて傷つけ合い、自分の実力のほども分からず、何か大きな存在になれたかのように振る舞続きを読む “揺籠の中の思い出 シノダナオキ「cakebox」について”

交差点から手を振って

先日、文学フリマに親子で参加。学生時代からの友だちと作った「放課後」というミニコミの売り子を手伝ったりした。とは言っても、自分の目的は、友だちに息子を見せることがメインであって、ほとんど同窓会に向かうような心持ちだった。続きを読む “交差点から手を振って”

お知らせ:10年ぶりくらいに友だちとミニコミ作ったので、文学フリマに出ます

12月1日に、東京ビッグサイトで開かれる「文学フリマ」というイベントに出ます。学生時代の友人たちと10年ぶりくらいに集まり、「放課後」というミニコミシリーズを復活させました。売ります。1000円です。ブースは「s-2」だ続きを読む “お知らせ:10年ぶりくらいに友だちとミニコミ作ったので、文学フリマに出ます”

柔らかな季節、柔らかな記憶

子どもが少し発話するようになった。 正確には「パパ」「ママ」「(指を刺して)コレ」「(果実のなる木を見て)カキ」など、覚えた単語何個かを繰り返し声に出すという感じで、時折俺を指差して「ママ」と言ったり、日本語になっていな続きを読む “柔らかな季節、柔らかな記憶”

穏やかな時間は不意に

このサイトでは、大意として「忙しくて心が死んでいる」ということばかり書いていて、それは確かに今もずっとその通りではあるのだが、それでも時折、穏やかな時間が不意にやってくることがある。 例えば、ヨチヨチと歩きはじめた我が子続きを読む “穏やかな時間は不意に”

エンタス6周年に行ってきました

秋葉原には「秋葉原エンタス」という、バーチャルアーティストやDJたちの音楽ライブを楽しめる素晴らしい空間があるのですが、今年で6周年とのことで、「この日だけは行かせて欲しい」と家族に頼み込み、現地に行きました。9月中は、続きを読む “エンタス6周年に行ってきました”

弱くなっていくことを、どう受け止めるか?

子どもが生まれたことで、急に「年」という概念も生まれてきたような気がする。「最初の反抗期まで、あと1年」「この子がしっかり話せるようになるまで2年」「小学校に上がるまで、あと5年」といった具合に。 驚くべきことだ。なにせ続きを読む “弱くなっていくことを、どう受け止めるか?”

20代の貯金を無くしてからの生き方

困ったことに最近の自分は全く文学少女ではなく、ただのうめき声をあげて肩凝りに苦しむ小太りの中年である。本を読む時間も気力もなく、かつてのように読書会を開くなどといった漲るやる気を出すこともできず、情けなく生きている。 作続きを読む “20代の貯金を無くしてからの生き方”

感情は肩凝りから生まれゆく

生前の伊藤計劃が、ガンの治療中に投与された薬の影響で自分の感情の鎮まっていく様を体感して、身体に薬一つ入れるだけで変わってしまう自我の儚さに戸惑うというような話を、ブログか何かに書いていたと記憶しているが、(これほど壮絶続きを読む “感情は肩凝りから生まれゆく”